猫を飼うと、付いて回るのがノミの問題です。
夏に家の中をノミがピョンピョン跳ねているのは、見ていて気持ちの良いものじゃないですよね。
そこで、ノミ取り薬で退治となるのですが、ノミ取りの場合、獣医に行く必要はありません。
市販の薬を購入して自分で塗布すればいいだけです。
ネコノミ
- 体長2~3mm
- 温度18度以上、湿度60%以上で活発化する
- 雄雌とも血を吸いメスは毎日20個近くの卵を産む
- 猫がノミ皮膚炎を起こす
- 猫に瓜実条虫(サナダムシ)が寄生する
- 人間が噛まれると非常にかゆい
ノミの一生:卵→幼虫→蛹→成虫
この周期のうち、ノミ成虫でいる期間は全体の5%なので、成虫1匹見かけたら、20匹はノミがいるということになる。
ノミの卵にはサナダムシの卵がいて、猫が毛づくろいで飲み込むことで猫がサナダムシに寄生されます。
サナダムシは、ノミの卵を介さないと成虫にはならないので猫にサナダムシが寄生していた場合、必ずノミがいます。
猫ノミは人間に体に寄生することは無く、人間が歩いているのを察知して飛びついてきます。
このため猫ノミが人間に嚙み付くのは、ほとんど膝下で、猫を抱いて寝ている場合はお腹などの柔らかい部分も噛まれます。
ノミ取り薬の塗り方
ノミ取り薬は、猫の首の後ろ側(猫がおとなしくなる場所)に塗る
スポイト状容器を軽く押し3回位に分けて垂らし、指で軽くもみ慣らしてやるだけです。
自分で簡単に出来るので心配いりません。
ノミ取り薬
ノミ取りに使う薬は、一番安全で評価の高いフロントラインプラス キャットを使いましょう。
普通にペットショップで購入できます。
この薬は過去の市販薬と違い、獣医の処方する薬でしたが、現在は市販ができるようになったので、過去の市販薬は効果が無いという考えは捨てて下さい。
3個入り、6個入り、纏め売り等あり、多いほどお買い得感があります。(3個入りで2000円ちょっと位)
フロントラインプラスとは
生後8週齢以上の猫であれば、体重等関係なく使用できます。
フロントラインプラスは、獣医さんの使用率No1の実績があり、確実な効果があります。
フロントラインプラスは、良く市販されている医薬部外品ではなく、動物用医薬品です。
他にもノミ取り薬は多数ありますが、フロントラインプラスが現時点では、猫にも人間にも安全で効果が一番高いノミ取り薬です。
効果期間は1か月となっていますが、部屋飼い猫なら、梅雨時期前だけで十分でしょう。
外に出す場合は、毎月の塗布が推奨されています。
ノミとマダニに効果があり、猫にも人間にも優しい安心な薬です。
フロントラインプラスは、脂に溶けやすく水に溶けにくい性質があるので、多頭飼いの猫のグルーミング問題もクリアしています。
獣医での料金
獣医さんで塗布してもらう場合、一回2000円前後の料金がかかります。
私の場合、薬が1500円で塗布料が300円でした。
ショップで購入すると3個パックでも、2000円ちょっとで購入できるので、3回分ですね。
もう一度言いますが、塗布するのは、本当に簡単なので、ノミ取り位は自分でやりましょう。
部屋飼い猫とノミ
部屋飼いの猫でも、近所に野良猫がいたりすると、ノミが入ってきてしまいますし、マンションの4階でも、ノミが入ってきたというような話も聞きます。
飼い主が外で猫と接触する等、飼い主に付いてくる場合もあります。
室内飼いでも、ノミに対して安心ではありません。
ノミの発生が盛んになる梅雨時期前にノミ取り薬の塗布をお勧めします。
ノミを取る場合
ノミを見つけた場合、絶対に潰さないようにしましょう。
ノミを潰すと体の中の卵をまき散らすことになり、逆効果となってしまうので、ノミを捕まえたら潰さずに水の中に入れる等して殺しましょう。
ノミはノミ取り用の櫛でとれるので、ノミ取り櫛をもっていれば、ノミがいるかどうかの確認もできます。