妊婦さんに猫を触らせてはいけないと聞いたことはありませんか?
その理由は、トキソプラズマが人間にうつってしまうと考えられたからです。
トキソプラズマがうつるからなるべく女性は猫にキスをしたり撫でた手でご飯を食べないほうが良いとされています。
ではトキソプラズマ症とは一体どのような病気なのでしょうか。
トキソプラズマとは
トキソプラズマとは、猫の糞や土の中によくいる原虫のことです。
日本では大人になってから感染する確立が高くなり、特に胎児への影響を考え妊婦さんは注意しなければいけません。
胎児への影響とは、「流産」「死産」「脳・目の障害」など様々な症状が起こる影響なので、妊婦さんは猫を触ってはいけない、または牧場や土に触ることは極力避けなければいけないのです。
健康な人間が感染した場合、ほぼ症状はありませんが、一割の確立で風邪のような症状やリンパ節が腫れることはあります。
猫を飼ってはいけないのか
妊婦さんが猫を飼ってはいけない・・・というとそうでもありません。
実は、トキソプラズマに感染したことがあるかないかで選択肢は変わってきます。
妊婦さんと猫が共に感染したことがある場合、妊婦さんは猫を飼っても大丈夫です。
問題は、「はじめて感染したトキソプラズマ」なので、妊婦さんは今一度トキソプラズマ症の検査をして猫との接し方を考えてください。
また猫を飼っているのに妊娠をして且つ妊婦さんがトキソプラズマ症に感染したことがない場合、絶対に猫を飼えないというわけではありません。
しかし注意が必要です。
猫を外に出さないことや猫に生肉を与えない、他の猫と接触させないことが必要となります。
また猫が糞を排出してから24時間以内に片付ければ感染力をもち始めていない状態なのでなるべく触れないように片付けましょう。
また猫の糞を入れた袋を密閉し、家族に捨ててもらえば間違っても家猫に限りトキソプラズマには感染しません。
人間のために猫を調整することはなるべく避けてほしいです。
ちゃんと知識を得れば共存が可能な世の中なので頑張っていきましょう。