猫はストレスを感じている!犬と同じに扱わないで
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猫を飼っている皆さんは、どの程度彼らのきもちがわかっていますか?
猫達の中には21世紀の生活様式をあまり楽しんではいない猫もいるようです。
飼い主が猫に対して、犬と同じような行動をとることを要求しているからです。
私達は猫も犬と同じように、人間の完璧なペットであることを期待しています。
飼い主に撫でられると歓び、抱かれることを望み、愛情を返してくれることを期待してしまい、それが猫に相当なストレスを与えているのだと言います。
「猫は犬と違って、野生の動物から家庭のペットへと変化する途中段階にいる」、と英国ブリストル大学の人類動物学者であるDr. Bradshawは言います。
人間は“要求の少ない犬”の感覚で猫に接するのですが、猫には猫のやり方があるのです。
犬は元々社交的な動物だったので、人間がペット化したあとは私達が何を望んでいるかを理解できるようになりました。
猫の場合は、昔は家や食品貯蔵庫からネズミを追い払ってくれる存在であったのです。
人間が猫を他の存在として扱いだしたのは、ここ30〜40年くらいです。
猫を2匹以上飼っている人はわかっているかもしれませんが、元来猫は他の猫と同じ家で仲良く暮らすのが得意ではありません。
だからと言って家の中でいつも敬遠し合うのではなく、家を切り分け、自分のスペースを作って暮らすのです。
猫は飼い主よりも、自分の住む場所に懐くと言います。
飼い主は、犬から感じる愛情と同じ感情を猫からも期待しますが、猫の頭の中には近所の猫のことや、窓辺に集まる鳥のことなど、他に考えていることがたくさんあるのです。
だからと言って「この子は私のことは好きじゃないのね!」とガッカリすることはありません。
本当のところ、猫だって飼い主を好きになるのですが、彼らには彼らの生き方があるのです。
犬を散歩に連れて行き公園で放しても、必ずあなたのところへ戻ってきます。
何故なら彼らにとっては、飼い主であるあなたが全ての中心だからです。
でも猫にとっては、彼らがリラックスできる“場所”が一番大切なのです。
猫のしぐさやしっぽの様子を見ながら、猫のきもちを察し、ストレスを与えないようにうまく一緒に暮らしていきましょう。
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