最近ではお風呂好きの猫や海が好きな猫をよく見かけるようになりました。
ですが猫と水は、飼い主を不安にさせていることも多いのです。
飼い猫が浴槽の底に沈んでいてこっちを見ているという夢を3度ほど見た私は、猫を絶対に風呂場に入れないようにドアを二重に閉めています。
そのくらい飼い主たちは、猫がおぼれて死ぬことを怖がっているのではないでしょうか。
猫がおぼれる原因
でも動物なのだから猫だって泳げるんじゃないの?
という意見もあるでしょう。
そもそも猫の祖先といわれるリビアヤマネコは、砂漠生まれなので猫は泳ぐ種ではないのです。
なのでよくある事故の要因とされる「浴槽の水」を、必ず留守の時には抜いておくことが大事です。
さらに放し飼いをしている家庭では、自分の家の猫の散歩を観察しておくことも重要です。
外には池や噴水など水場はたくさんあるのです。
猫がおぼれたとき
まず水を吐かせるために後ろ足の付け根をつかんでさかさまにします。
その状態で10秒ほど軽く上下に動かすと水を吐き出します。
その後体をタオルで温めて、落ち着いたら病院に連れて行きましょう。
明らかに呼吸をしていない場合、人工呼吸を行います。
猫を横向きに寝かせて口を手でふさぎます。
猫の場合鼻で息をするので鼻から息を吹き込むようにしましょう。
これも応急処置なので必ず病院には連れて行ってください。
事前に練習しておくことやシミュレーションしておくといざというときに失敗が少なくなります。
早い処置が猫の命を救うことになるのです。