風邪をひいたときの猫の体温
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一人暮らしをしていると、病気になった時に人一倍人恋しくなるんですよね。
普段はどうでも良いと思っているのに、病気で臥せっているとどうしても家族のぬくもりが恋しくなるんです。
とは言え、いるのは自分以外には1匹の猫だけ。
気まぐれな猫は、私の姿を見てもどこ吹く風で、私に餌を要求してきます。
今日は急ぎの仕事なくて良かったな、と考えながら、熱でフラフラな体にムチを打ちつつお猫様のために餌を用意します。
餌を用意した途端に猫はがっつき始めます。
苦労して餌を用意した私にお礼を言うでもなくです。
そのがっつき具合を見ながらもそれに対して全然食欲が沸いてこない自分、あいにくと消化に良い食べ物を完備していなかったため、良くないとは思いながらも食事は水分のみで、薬を切らしていたことを思い出しながら私は布団に戻りました。
いつの間にか眠っていたようで、既に時間は昼を大きく回っていました。
猫の餌は先ほど多めに用意してたから大丈夫だろうと思い、水分補給をしてから再び布団で横になりました。
その視界の隅には、猫が顔をのぞかせていました。
私がずっと横になっているのを心配してくれているのかな、と淡い期待を抱いていると、猫が遠慮した雰囲気を醸し出しながらこちらに近づいてきます。
私の目の前まで来た猫は、そのまま布団に潜り込んできました。
普段であれば毛が付くので追い出すのですが、その暖かさに負けてしまい、カイロ代わりになってもらうことにしました。
それがあまりにも心地よかったせいか、次に目を覚ましたのは翌日の朝でした。
既に猫はどこかに行っていたのですが、私が目を覚ましたのに気づいたのか、どこからかやって来ました。
心配してくれたのかな、と思いながらも猫の仕草から餌を要求しているのだろうと気がつき、いつもよりもお高い猫缶をあげることにしました。
心配するなら最後まできっちり心配して欲しいと思いながら、私もすっかり取り戻した食欲に抗えず、少し早いですが自分の朝食を用意することにしました。
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