昔、実家では猫を一匹飼っていまいした。
まだ小さな頃はしょっちゅう病気になり、家族を心配させていました。
そんな彼も大きくなり、以前ほど病気になることは無くなりました。
ある日、母が猫の体調を心配していました。
何事かと聞いてみると、どうにも便秘を患っているのではないかということです。
そう言われてから猫の様子を観察してみると、確かにトイレで力んでいますが、排便はほとんどありませんでした。
確かに、便秘の症状そのものでした。
2~3日様子を見て、それでも改善しないのであれば病院へ連れていくことにしました。
そして3日後、一向に症状が改善していなかったので、母が動物病院へ連れて行きました。
私は心配しながら母と猫の帰りを待っていました。
しばらくすると、母たちが帰ってきました。
何やら薬か何かをもらってきたようです。
しかし、便秘の薬ではないようです。
何の薬だったのかは覚えていませんが、どうにも猫が患っていたのは便秘ではなかったようです。
それからしばらくして、猫の症状は改善し、私も猫の病気のことをすっかり忘れていました。
私が大人になり、猫もこの世を去ったあとになって、私は当時の猫が何を患っていたのかを知ることになります。
それは「しぶり腹」というものでした。
この病気は、腸が炎症を起こすことで過敏になり、少ない便の量で校門の筋肉が痙攣し、排便をするようになるのです。
しかし、溜まっている便の量が少ないので、周りから見れば便秘を患っているように見えるのです。
この病気や便秘と似た症状に「泌尿器症候群」というものがあり、これは膀胱や尿路に何らかの異常が発生し、排尿が困難になる病気です。
これは処置が遅れると命の危険を伴いますので、何にしても排尿や排便で異常を感じたら、すぐに動物病院へ連れていくことをお勧めします。
病気にもいろんな種類があって、中には命の危険を伴う病気も多いですから、猫を大事に思うのであればどんな細かい症状も見逃さず、早期発見と早期回復に努めましょう。